「豊田真由子」を落ち着いて考える

まこと

こんにちは、まことです。

記念すべき最初の記事で、なんでこの話題なのか自分でもイミフです。

突然ですが、みなさん「豊田真由子」元衆議院議員を覚えていますでしょうか。

2017年に元秘書への暴行・暴言で話題になった方です。

まこと

暴行・暴言事件が報道された際は、「ロクな議員いないんだなー」って思ったものですが、ちょうど同じような時期に「スマホで朝生 AI革命時代の“幸せな生き方”」という番組を見て、「豊田さんって実は良い議員なのかも?」と僕のように感じた方もいるのではないでしょうか? 僕だけでしょうか。

まこと

最近はコメンテーターとしても活動し始めて、印象を改めた方も多いと思います。今回は、上記番組において、ホリエモンこと堀江貴文氏や落合陽一氏と議論しているシーンを再現して、落ち着いて、豊田真由子さんとはどういう考えを持っている人なのかということに思いを馳せたいと思います。

2017年3月21日放送「スマホで朝生 AI革命時代の“幸せな生き方”」

YouTubeで切り抜きが落ちていたので拝借いたします。

タイトルが「豊田真由子、ホリエモンにボコボコにされる」というタイトルになっており、やはり世間一般からはそう見られるのでしょうか。私はそう思っていませんが、みなさんはどうお感じになりますか?

動画1:58ぐらいから、堀江氏から、とても興味深い質問が投げかけられます。

ホリエモン

素朴な疑問なんですけど、国会って要らなくないですか?

落合陽一

僕も要らないと思いますよ。

ホリエモン

国会の本会議って、セレモニーじゃないですか、ぶっちゃけ。

セレモニーなのに、なんでわざわざ、あんな所にみんな行って、雁首並べてジッとして見てるんですか?

実際のところ分からないですか、たしかにそういう印象はありますよね。

豊田真由子

本会議の前に、、、ご存知だと思いますけど。

それぞれ委員会っていうのが、そこではかなりインテンシブ(集中的?)な議論をしていて、さらにいえば委員会に出す前にそれぞれの党の中で、役所も含めて・・・

私たちだけで政策を決めているわけではないので、あくまでも我々は国民の代弁者なので、色々な意見を集約して、それをたたき台にして、議論をして出してるんです。

国会のクイズ王こと小西洋之氏も議論に加わります。

やはり国会議員の立場として、豊田氏と同歩調をとっているように見えます。

この議論だけは、小西議員の発言に共感を得る部分が多かったです。

小西洋之

政治っていうのは信念と情念で・・・

「出たよ・・・」とばかりに堀江氏が食い気味に発言します。

ホリエモン

あーあーあー。だから「信念と情念でやってる」って思ってることが邪魔なんですよ。超邪魔なんですよ。要らないんですよ。そんなの。申し訳ないんですけど全否定しますけど。

ホリエモンらしい発言だと思います。

落合陽一

政治家がプログラマーの方が良いじゃないですか。

ちょっと議論がごちゃりますが、豊田氏が発言します。

豊田真由子

たくさんの人に会って、何万の人に会って、その意見を(ここ聞き取れなかった)・・・

ホリエモンが挙手をして食い気味に発言します。

ホリエモン

(挙手しながら)はいはいはい!

何万という人の意見は、それがビッグデータになっているので、AIで解析した方が早いですよ。

うーん、それっぽく聞こえるけどそうなのかな。ビッグデータって、最終的には数値になるのでしょうけど、「意見」というぐらいですから、テキストデータがきっかけだと思います。そもそも、国民が抱える悩みや困難の種類や深刻度って、漏れなく文字に起こせるのか、データが国民の悩みを全て表現できているのか、という疑問はあります。

ITに強い人ー、助けてください。

豊田真由子

「SNSに流してくださいという手もある」っていう人もいれば、私たちが直接会いに行って、その悩みを聞いてなんとか解決しようと思うことが大事だと思う人も(いる)・・・

うん。「古くせー」と感じる人も多いと思いますが、実際、「ちゃんと会いに来て話を聞いてくれないと嫌だ」という有権者がいても不思議じゃないと思います。人間、そんなに強い人ばかりではないですから。

落合陽一

なんで労力を削減できる時代に、自分の足で会いに行くんですか?

豊田真由子

直接会って、話を聞いてくれたことを嬉しいと思う人がいるからです。

クイズ王

やっぱりあの、直接ちゃんとした意見を持ってる人のところへ足を運ばないと。

落合陽一

なんで先人がやったことを、イノベーションを起こさずにずっと同じことをやり続けるんですか。

豊田真由子

それは、そうすることを望んでいる人が、たくさんいるからです。

ホリエモン

それは、そういうふうに思い込んでるだけですよ。

いままでの人たちがそうやってて、同じことをずっとやったら、そりゃ楽ですわ。

豊田氏が具体例を持ち出そうとします。

豊田真由子

例えば一人親家庭で、お母さんが精神疾患があって、子供が学校に通いたいんだけど、お母さんを守らなきゃって言ってる家庭に、私は行くわけですね。

ホリエモン

行かなくても良いじゃん。

豊田真由子

え、どうしてですか。

ホリエモン

行かなくても分かるでしょ。

ええー? 行かなくても分かるのかなあ。。堀江氏の気持ちもよく分かるのですが、こういったケースでは、キーになるのは子供でしょうし、行かずにその家庭の悩みをヒアリングするのは無理じゃないでしょうか。IT技術を駆使してなんとか現地に行かずにヒアリングするよりも、実際に行った方が早いのではないかと思うのは僕だけではないはず。

もちろん学校関係者や、そういった支援をする民間団体の人たちもいて、同じように実態の調査はしていると思いますが、法制化が必要な時には最終的には議員さんなので、早晩、足を運んで会いに行くというのは必要ではないかと思うんですよね。

ホリエモン

結局、さっきの議論で、小西さんも豊田さんも似たようなこと言ってるじゃないですか。僕からしたら、はっきりいって「足で稼ぐ」って何言っちゃってんのっていう話なんですよ。なんでそんなことを何十年も、同じことをずっとやってきて、この仕組みなんとかしたいなって・・・

(このあと自身の選挙経験談を話し出したり、おじいちゃんのチャチャなどでゴチャつく)

たしかに。「足で稼ぐ」っていかにも非効率のように見えるのは分かりますし、不満を持つのも理解できますが、いまひとつ「ではどのように改善すべきか」という方法論が堀江氏から出てきません。だからと言ってこのままで良いとは思いませんが、改善策が見つかるまでは仕方ないのかなと思います。

ホリエモン

これを、誰も変えようとしないじゃないですか。議員は。

変えられるのは貴方たちだけなのに、やろうとしないじゃない。

ホリエモンたちのような人がアドバイザーになって、「足で稼ぐ」というのも尊重しながら、効率化できるところは効率化するように、力を合わせたら良いのではないかと思います。

豊田真由子

1週間に何十時間もいろいろな課題について、我々は党の中で勉強会をやっているんです。地元を足で歩くのと、勉強するのと、それをどうやって制度にするのかも含めて、良い政策を作ろうかっていうことをやっているのが我々で、本会議や委員会っていうのは表に出るほんの一部で・・・

ホリエモン

分かってますよ。分かってるが、もしそういうことをやっているんだったら、本会議はなくなってるハズですよね?

うーん。「『本会議は表面的で、水面下での活動の比重が大きい』のであれば、いよいよ本会議は形式的になるはずで、無くなっても良いのではないか」ということでしょうか。

豊田真由子

それは全然別の議論ですよね。

同じ議論だとは思うのですが、ホリエモンの発言が、間をとばしたようなものだったので、瞬時に同じ議論だと判断できなかったのではないかと思います。

落合陽一

無駄な時間を使わないようにするのがAIですよ。1日5000人に会えるようにしたいんですよ。僕は。

たしかに。1日5000人に(画面越しにでも)会えるようになれば、でも、リアルに直接会うということもバランスを欠かなければ、とても効率が良いと思います。

ただ、やはり「無駄な時間」の捉え方に乖離があるようですね。落合氏は直接会いに行ってヒアリングするという行為は、どうしても「無駄」だと認識しているように感じます。

みなさんはどうお感じになるでしょうか。

今回取り上げたかった議論は以上になります。

豊田真由子という人物

みなさんいかがでしたでしょうか。

超オーソドックスな政治家の活動報告に聞こえたのではないでしょうか。

ここから「つまらない、古臭い」と評価するのか、

「真面目に政治活動やってたんだな」と感じるのか、評価が分かれるところだと思います。

僕は後者でした。

盲目的に豊田氏をもちあげるほど、僕は豊田氏のことを知りません。

この動画を見る限りですが、豊田真由子さんという人は、僕は「保守的で、良い政治家」だったのかなと思いました。

例の騒動の何ヶ月か後にこの討論の動画を見たので、本当に同一人物なのかと、当時は驚きました。

ぜひ、みなさんの意見も聞かせてください。といっても当サイトのコメント欄なのかTwitterなのか、何を使ったら良いのかよく分かっていないのですが・・・。

今回、初めて記事を書きました。

今後もこのように、ひとつの話題に対して、落ち着いて考えてみたい人向けに、記事を書いていきたいと思います。

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