「定義」の重要性

みなさんこんにちは。

大和まことです。

今日は皇位継承問題、とりわけ女系容認派と議論する際に重要だと思う点について書いてみたいと思います。

みなさんにも思い当たるフシがありましたら、考えるキッカケになれば幸いです。

どうして女系容認派と議論が噛み合わないのか

女系容認派との議論は、話が合わなくなって罵り合うパターンをよく見ます。

それはなぜか。

私は「用語の定義付けをしないから」だと思います。ほとんどの場合。

それは辞書的な定義や法律上の定義でなくてもよく、「その言葉の発言者の定義」で構いません。

つまりその人が「その言葉をどのような意味で使っているのか」です。

その定義を確認せずに議論をするから、当然話は噛み合わない。

女系容認派が、わざと定義付けを避けていることもあるし、男系維持派もその確認作業をしないこともあるでしょう。

具体的な話をします。

定義によって、日本では女系継承はあったとも言えるし、なかったとも言える

「女系継承」という言葉を、

『母方のみを遡ると神武天皇まで辿り着く血統を有する者のみによる皇位継承』

と定義すれば、日本にはそのような血統そのものが存在しないので、日本には女系継承は存在しないことになる。

しかし「女系継承」という言葉を

『女性から女性への皇位継承」と定義すれば、日本には女系継承の事例があったことになる。

言葉の定義をせずして、

『日本に女系継承があったかなかったか』を議論することほど不毛なことはありません。

女系容認派に対する反論を間違えるな!

「皇位継承ルールが男系というのは嘘だ」

「日本には女系継承があった」

と主張する人に対しては、まずは言葉の意味を

確認しましょう。

「貴方が言う男系(女系)継承とはどのような意味(定義)ですか?」

私の少ない経験ですが、

この質問に正面から答えてくれる人は決して多くありません。

論点をずらしながら、彼らは答えません。

しかし、そこで彼らのペースにのって話を無理に進めてはいけません。

第一に「定義の確認」です。

答えてくれるまで聞き続けなければなりません。

彼らを追い詰めるためではありません。

定義を確認しないと議論そのものができないからです。

定義の確認をせずに議論しても、その先に待っているのは「不毛」「時間の無駄」のみです。

みなさん、もうやめましょう。

「男系継承」の定義は何か?

なにか明確な定義があれば教えて欲しいですが、

私は「男系継承」という言葉を

「神武天皇の男系の血統を有する者のみによる皇位の継承」

と、一応は定義しています。

元明天皇から元正天皇はこの定義に照らして当然男系継承ですし、

旧宮家子孫の男子の方々もこの定義に照らして、皇籍を取得することはおかしいことではありません。

私の言っていることがおかしいと主張される方がいれば是非聞かせてください。

貴方の言う「男系継承」「女系継承」の定義は何ですか?

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